メゾン・ド・ふわふわ

「かねもうけブログ」ではありません。

恐汁。

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 相も変わらず毎日のように134号線を爆走している私。

 駆るのは7割ズリーゴ(Bianchiちゃんのシクロクロス、ZURIGOのこと。イカす)クンで、3割大陸産激安折り畳み(前エントリ参照のこと)クン。

 自転車のお友達とライドオンな今日は、ズリーゴクンの出番さ。

 ご機嫌なライドも終盤に差し掛かって、急に小雨がパラつきだした。マッチョかつスパルタンな我々は、多少の雨では怯むことはない。

 そのまま予定通りゴール。そして「さいならっきょ」「バイなら」などと歳を感じさせる挨拶で、しばしの別れ。

 

 さて、私も帰宅したわけですが、雨の中を爆走したせいで、そのおしゃれさでヤングからおじさんにまで大人気のRapha謹製ナイスジャージの背中に泥の一本線が形成されていた。

 汚いなあ。さっさと洗濯機に入れちゃおう。

 そう独り言ちた私は、洗面所へ向かう。

 その廊下で、ふと思ったのだ。

 「この汚れは、一体何なのだろう」と。

 一般的には「泥」などと表現する。しかし、これは「泥」なのか?

 「泥」と表現すると、なにやらネイチャーというか大自然の恵みというか、あまりばっちい感じはしない。

 しかし、実際のところ路面にはわんこのうんちやお下品極まりないおじさんの痰、ヤンキーの唾液、酔っぱらいの吐瀉物等が存在しており、これらは雨で溶け出し辺りに万遍なく広がっていく。この背中に飛び散った黒い汁は、それらが混然一体となった恐い汁、「恐汁(こわじる)」なのではないか……?

 

 きょわい!この想像はすごくきょわいですよ!

 

 まあ、ここまで考え出すと何らかの精神疾患を抱えている人の思考のような気もするけれど、あながち的外れな分析とは言えないかもしれないような感も無きにしも非ず。

 己の想像の恐ろしさにすっかりビビッてしまった私は、即座に洗濯機をぶんまわし、そのまま入浴し、風呂上がりのフルーツ牛乳も忘れてPCの電源をオン!

 恐汁の呪縛から逃れるため「ロードバイク 泥除け」などのありがちワードで検索!
そして表示されるロードバイク用泥除けの数々。

 ……うん、ダサい!どいつもこいつもダサくてダサくて仕方がねえぜ!

 そもそもロードバイクに泥除けをつけるという思考自体がすこぶるダセえわけで、商品開発のアニキたちがいくら頑張ってもダサくしかなりようがないという気もする。

 SURLYのようなクロモリバイクや、ランドナーであればフルカバータイプの泥除けも様になるけれど、一般的なアルミバイクにフルカバーは厳しい。

 かといって最近流行りの簡易泥除け「ASS SAVERS」なんざ、簡易すぎて泥除けとしては何の役にも立ちゃあしねえ。

 色々な商品群をかき分けて、とりあえず「価格」「取り付け易さ」「性能」の点で及第点を与えられそうなブツたちを発見。

 これらでごんす。

www.cyclowired.jp

Zefal(ゼファール) Swan-R [スワン ロード] アジャスタブルリアフェンダーφ25-35mm 150g 泥よけ 247001

Zefal(ゼファール) Swan-R [スワン ロード] アジャスタブルリアフェンダーφ25-35mm 150g 泥よけ 247001

 
Ruler(ルーラー) ロードフェンダーセット ブラック FI-119F/R

Ruler(ルーラー) ロードフェンダーセット ブラック FI-119F/R

 

store.bluelug.com

 これらのダセえ商品の中から私が選んだブツとは!

 風雲急を告げる恐汁との戦い!

 次回を待て!

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大陸産激安折り畳み自転車と私。

折り畳み自転車が欲しい。

 いつものようにズリーゴ(とにかくイカしていると近所で評判の私の愛車、Bianchi謹製シクロクロスZurigo。過去エントリ参照のこと)で海岸線を爆走していたら、DAHONっぽい折り畳み自転車を見かけた。イカす!ぼくちんも折り畳みが欲しい!

 欲しいぜ欲しいぜ今すぐ欲しいぜーッ!

 物欲に支配された私はおよそ30万キロメートル毎秒ほどの速度(いわゆるひとつの光速というやつ)で帰宅!そしてPCちゃんの電源をON!ネットサーフィング開始!DAHONのサイトを検索検索ゥーッ!目当ての自転車発見ッ!結構いいお値段だぜーッ!

 後先考えずにポチろうかと思ったものの、そこそこの価格であらせられるこれらの商品を即座に購入するには、私の所得では心許ない。

 「もっとお安く、それっぽい自転車を手に入れられないものかしら?」

 そう考えた私は、某家電量販店(「なんとかカメラ」みたいなところ)のウェッブサイトに直行。

 画面に表示されるダサくてダサくて仕方がねえ大陸産自転車(何故かクルマメーカーのロゴがついていたりするアレ)たちを眺めていたところ、その中に尋常じゃない安さのブツを発見。

 なに!?カギもライトも付いてくる(但し、百均クオリティ)!?

 「おしゃれで軽快!これで街の人気者!」だって!?

 車体重量17kgほどだけれど軽快!?すごいぜ!

 この内容でなんとお値段14,000JPYほど!?

 安いぜーッ!

 あまりのお買い得感に失禁、そして気絶……。

  

そして届いた大陸産自転車。

 気がつくと10日ほどが経過していた。

 PC上には「これだけの金額を使ったヨ」とかいういらねえメールが届いており、仕事場の玄関先には漆黒の激安自転車が置かれていた。というか、量販店の配達員のあんちゃんが置いてくれた。

 

 早速、各部の点検。

 ……シートポストがキズキズじゃねえかーッ!このド畜生がーッ!

 と思ったけれど、高身長おじさんであらせられる私はどうせロングなシートポストに換装するのでいいやと思った。

 そのほかには、折り畳み機構部に若干のサビが浮いていたりしたものの、私の最終奥義である「気にしない」を発動させたことにより解決。

 まあ、この価格ですし多くは望んでいません。

 ここまでネガティブな感想ばかりですが、ポジティブ情報も一つ。

 点検していて気がついたことなのだけれど、この車体のロゴはただの「ステッカー」なのだな。

 つまり、この手の激安自転車によくある「よくわからねえ上にダサくてダサくて仕方がねえロゴ」を剥がして、プレーンな車体にできちゃうわけです。

 これは嬉しい誤算。

 早速、パーツクリーナーを駆使して全てのステッカーを除去。謎の漆黒自転車の完成です。

 

肝心の乗り味は?

 車体重量17kgは伊達じゃない。重い。超重い。

 担ぎ上げると肩が抜けてしまいそうです。

 しかしながら、乗ってみればまあまあ気にならない程度か。

 いつものズリーゴちゃんと比較すれば流石に重たいけれど、使い物にならないというレベルではない。

 ちなみに、前述したようにシートポストは換装しました。デフォルトのシートポスト長が35cmで、新しく購入した製品が45cm。

 以前はサーカスのクマさんのような姿勢でペダリングしていたわけですが、ロングシートポストに交換することによってかなりマシになりました。

 リアのキャリアとフロントのカゴがなんともキュートだネ。

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 とりあえず、仕事場近辺をポタリング。これがね、結構楽しいのだよね。車載用のつもりだったけれど、暫くはこれで街乗りを愉しんでみようかと思う。

 

~つづく~

 

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