メゾン・ド・ふわふわ

「かねもうけブログ」ではありません。

何故、『Rapha.』の通販サイトはやる気なさげなのか。

 自転車おマニア野郎たちにはお馴染みのウェアブランド、『Rapha.』。

 ぼくはここの衣類が好きで、よく着用している。

 正装系カジュアル系ともにスプレンディドかつマーベラス、オウサムにしてサブライムなデザインであり、これらを着ていれば街行く美人OLからの熱い視線を独り占めできることうけあいだ。

 以前は日本屈指のスノッブタウンである青山に鎮座する実店舗で購入していたのだが、例の疫病が蔓延したことにより最近はもっぱら通販サイトを利用している。

 

 そう、Raphaの通販サイト。これがなかなかに曲者なのだ。

 

 まずサイズ表記。

 同カテゴリの全ての製品で、全ての寸法が同じ数値だったりする。このTシャツもあっちのジレもそっちのジャージもみーんなおんなじ。この雑な表記でどうやって購入しろというのか。

 製品ごとに採寸して記載しろや!と。

 全ての製品について掲載されている写真のモデルの身長体重および着用サイズを書けや!と。

 せめて着丈ぐらい表記しろや!と。

 前傾時に背中が出ちゃったら恥ずかしいもんネ!と。

 

 で、仕方なしに製品のQ&Aのページを見てみる。

 他の客からの質問に対するRapha側からの回答を読んでみても、「文章の読解力にハンディキャップのある方(オブラート表現)が回答しているのかな?」と思ってしまうようなチグハグなものが散見される。

 真摯に対応しろや!と。

 

 次にアウトレットについて。

 正規品のカテゴリの中にアウトレット商品を混ぜないでいただきたい。

 これは利用したことのない人にはわかりにくい話なのだけれど、例えば正規品のページに掲載されているジャージをクリック。表示されたサイズ・カラーの中で、ある組み合わせのみ割引価格になっていたりする。「お、これはラッキー!」と、製品をぼくのカートへシューーーーーッ!超エキサイティン!!(『バトルドーム』CM風)


www.youtube.com

 しかしそこで何となく嫌な予感。アウトレットのページを開いてみると、案の定そのジャージのそのカラー・サイズのみがアウトレット品として掲載されていたりして。

 混ぜないでくれ!と。

 

 そもそも、Raphaにおけるアウトレットの定義が示されていないので、「単なる前シーズンの売れ残り」なのか「他の客から返品されてきたもの」といった「実質的な中古品」なのかがわからない。試着済みの返品品は嫌だよね。

 どっかの誰かの小汚え家で着用された、ワキ汗スパイシージャージや股間汁染み染みショーツなんて買いたくねえんだ!と。


 これはアレか?所謂「殿様商売」というやつなのか?ネームバリューの上に胡座をかいていやがるのか?

 そういうわけで、Rapha.製品や実店舗の雰囲気は大好きだけれど通販サイトから漂う「信者ならこれでも買うだろ?」という雰囲気は嫌いなのだぼくは。

「逆走うんこ野郎」と「歩道をロードで爆走すっとこ野郎」。

 近頃、「逆走うんこ野郎」や「歩道をロードで爆走すっとこ野郎」が増えている気がする。なんとなく「野郎」と表現したが、女性のすっとこうんこちゃんも多く見かける。

 

 血気盛んな自転車ボーイであった以前のぼくであれば、そういった不届き者にはすれ違いざまの顔面にグーをお見舞いしてやっていたところだ(本気にするなよ)。

 しかし、不惑を迎え「明鏡止水おじさん」となった最近のぼくはもはやそのようなことはしない。せいぜい「なんで逆走してんのー!?それ逆走だよー!」「その速度なら歩道じゃなくて車道走ろうよー!危ないからさー!」と大声で諭す程度にとどまっている。

 

 こうしたすっとこうんこ野郎に一度のライド(約2時間)につき一度は遭遇している。たまたま不運が続いているだけだろうと思っていたのだが、某自転車屋の店員ちゃんとの会話でこの謎が解けた。

 

 彼曰く、「最近、自転車が売れに売れてるんすよ。」と。

 

 例の疫病の影響で電車通勤から自転車通勤に切りかえる労働者が増え、電動アシスト自転車などが売れまくって笑いがとまらぬ無限ホクホク状態だという。

 その流れで、比較的他者と接近する機会の少ないスポーツバイクをレジャーやフィットネスとして楽しむ人々も増加しているらしい。……「だという」とか「らしい」とか、全体的にふわっとしているのは、その店員ちゃん一人から聞いただけの話だからだ。

 しかし、その情報が正しいとすると昨今のこの「逆走自転車うんこ野郎」たちの増加にもなんとなく合点がいく。要は、自転車に親しむ者が増えるとともに、なんの覚悟もなく「徒歩の延長」として自転車を運転していやがるならず者も増えてしまっているのだろう。

 自転車というものは、道路交通法上の「軽車両」に位置付けられているものだ。ちゃんとしなければならないのだ。

 そういうわけで、皆もこのようなすっとこうんこ野郎を見かけたら、デカめの音量で注意してあげよう。「なんで逆走してんのー!?」と。