国政選挙でタレント議員が誕生するたびに、「どのような人たちがタレント候補に票を投じているのだろう?」と疑問を抱いていた私。最近、なんとなくわかってきた。
大衆というものは、私が想像するよりも遥かに素直で純粋なのだ。どのような発言であれ、それを額面通り受け止めてくれる。真意や思惑を探ったり、何かを疑ったりはしないのだ。
メディアがAだと言えばAだと思うし、Bだと言えばBだと信じる。
テレビジョンで芸能人がニコニコしていれば、「この方は素晴らしい人格者に違いない!」と思うし、涙を流せば「なんと心の清い人だ!」と思う。
ブランディングだとか、セルフプロデュースだとか、そんな可能性は全く考えないのだ。
これは、すごいことだと思う。色々な意味で。