ぼくが自転車野郎となってから、まる5年が経過しようとしている。その愉快痛快な日々の中で、多数の店舗ちゃんを訪れてきた。そこで見聞きした物事を、これから自転車を好きになるかもしれないおまえとかのためにフィードバックしていこうと思う。
というわけで、性悪説論者であり、天邪鬼であり、かつスーパー皮肉屋であるぼくが、持ち前の神経質さを武器に各お店の印象を率直かつセキララ(「赤裸々」を「セキララ」と表記すると「キキララ」みたいで可愛いなと思いました)に語る。
なお、小売店だけでなく、やり取りのあった輸入代理店やメーカー等も含みます。
ブルーラグ
ぼくが主にウェアやビンディングスニーカーを購入する際に利用しているお店。所謂「ふつうの自転車屋」とは一線を画す、愉快痛快なお店ちゃんだ。どのように愉快痛快であるかは、過去記事参照のこと。
おそらく日本で最もSurlyの自転車を売りさばいているこのお店。Surly輸入代理店のモトクロスインターナショナルも、このお店には頭が上がらないのではあるまいか。
maisondefuwafuwa.hatenablog.com
ぼくはこのノリを「昔の『ホットドッグ・プレス(※)』風」「昔の『ファミコン通信』風」と呼んでいるが、誰も賛同してくれない。
※かつて講談社より発行されていた、若者向け情報誌……を装ったやらしい雑誌。
こうした、カジュアルでフレンドリーで力の抜けたノリ、おそらく海外のいくつかのお店を参考にしたのだろう。しかしながら、それを上手に日本の市場に落とし込んで、国内でしか買い物をしない層に対し愉快グッヅやシャレオツ自転車を紹介しているという点で高く評価できる。
グレートブリテン王国にある愉快な自転車屋『Look mum no hands!』がネタ元なのかなと思っていたのだけれど、彼らのウェブサイトには「Founded in 2010」とある。で、ブルーラグの設立年月日は2009年10月。B社の方が先なのだよな。もし、こうしたノリをB社が己らで編み出したのであれば、ぼくの中でのB社の評価は爆上げです。どんなものであれ、先駆者は偉大だ。
但し、「整備」であったり「組み立て」に関しては未知数。どうなのだろう、拘りのあるオーダーをした際に、イヤな顔をせず丁寧に対応するのだろうか。そのあたりは要検証か。
ちなみに、休憩中と思しき従業員が店舗の真ん前で喫煙している姿をみて、ぼくは何となく「ここで車体を発注する気にはなれないな」と思ってしまった。
でもでも、シューズであったりウェアであったりガラクタであったり、その手のものを購入するうえでは全く問題ない。店員ちゃんも概ね感じが良い(※)し、このお店ならではの雰囲気はやはり魅力的だ。
※商品を見ていると、「コレ、調子いいっすよ!」みたいな感じで話しかけてきてくれる。苦手なひともいるかもしれないけれど、ぼくはけっこう好き。「概ね」とあるように、「感じよくないぼうや」も働いている。買い物をする際は、ハズレ店員ちゃんをひかないようにしよう!
「自転車に興味はある。けれども、あのピチパンジャージのノリはちょっと違うんだよなあ」などと思っているそこのおまえとかには大いにおすすめですよ。
おわり