「あのブログってあんまり楽しそうじゃありませんよね」
仕事関係の人からこのような指摘を受けた。
別にぼくは楽しい文章を書こうなどとは微塵も考えていないわけであり、このような指摘は全くもって的外れでありとんちんかんであり大馬鹿三太郎であるといえよう。
しかしながら、なんとなく馬鹿にされたような気がして大いに気分を害したぼくは今回の記事のテーマを「ウソ楽しい話」とすることにした。
そういうわけなので、以下の内容の大半はウソだ。
ぼくのお気に入りプレイス、逗子マリーナへやってきた。ここはInstagramの撮影スポットとして有名なのだ。
その日ももちろんインスタギャルやその彼氏(もれなくEXILE風)たちで賑わっていた。
彼ら彼女らの中に混じって自慢の『JUNCHAN号』を撮影していると、その様子を興味深げに眺めていたインスタギャルが近づいてきて一言、
「カッコいいですね!おっぱい揉んでください!」
お乳を放り出しながらぼくに迫ってくるではないか!
これには流石のぼくも面食らった。逗子マリーナのド真ん中でお乳を揉むわけにはいかないので、丁重にお断りしてその場を去った。
イカした自転車に乗っていると、こういうことがあるからちょっぴり困るよネ!
その帰り道、稲村ヶ崎に寄ってみた。ふと看板に目をやると「TUNAMI」の文字が。
「津波」のことなのだろうが、これでは「トゥナミ」だ。ここはヘボン式ローマ字でお願いしたいところだよネ!
その足で鎌倉市役所へ向かいこのことを報告したところ、広報担当の二十代半ばとおぼしき美女が近づいてきて一言、
「ご指摘ありがとうございます!おっぱい揉んでください!」
お乳を放り出しながらぼくに迫ってくるではないか!
これには流石のぼくも面食らった。鎌倉市役所のド真ん中でお乳を揉むわけにはいかないので、丁重にお断りしてその場を去った。
ぼくからあふれ出る教養に役所の担当者もうっかり惚れてしまったのかもネ!
美人広報担当の猛烈アッピールを振り切ったぼくは、鎌倉市役所正面のスタバで一服することにした。いつものようにStravaのログを確認すると、そこには「最高速度143.6km/時」の文字が!
これはすごい!己の豪脚に感心していると、先程ぼくのソイラテをつくってくれた美人女子大生スタバレイディが近づいてきて一言、
「すごい速さですね!おっぱい揉んでください!」
お乳を放り出しながらぼくに迫ってくるではないか!
これには流石のぼくも面食らった。スタバのド真ん中でお乳を揉むわけにはいかないので、丁重にお断りしてその場を去った。
スタバレイディの理性も143.6km/時の前に吹き飛んでしまったのかナ!?
そうして合計六つのお乳から無事に逃げ切ったぼくは、穏やかな心で眠りについたのだった。
ああ、楽しいなあ!!