うーん……。
これら小汚い写真にある通り、連日のように玄関先にDTswissのホイールやらシマノの色々やらが運び込まれているわけですが、全くもってやる気がでないわけです。giroのメットやシウズまで新調したというのに、萎え萎えおじさんです。
一体なぜ、この「さわやか自転車ボーイ」として知られるぼくが「やる気萎え萎えおじさん」になってしまったのか。それは表題にあるように、完成したばかりのオリジナルカーボンフレームにあるねじ山をなめてしまったからです。
今回のフレームはワイヤー内蔵式のもの。その手のフレームにはBB裏に樹脂製の「ワイヤガイド」的な部品が取り付けられていることが多い。
で、その部品はボルトで留められているのだけれど、どうしたことかそれを見たぼくは「このボルト錆びちゃうかも!固着しちゃうかも!グリス塗らなきゃ!」と思い立ってしまったわけです。ぼくの持病である「グリス塗りたくりたい病」の発作が出てしまったのだなあ。
ボルトを外して、グリスアップしたまでは良かった。「これで雨やヘドロが付着してもへいちゃらだな!やっぱグリスっていいよな!」と調子をこきながら、小沢健二の『痛快ウキウキ通り』を軽く口ずさみつつ件のボルトをぐいぐい締めこんでいったら、あるところからスッと手ごたえが無くなってしまった。
あの瞬間の胸の動悸。冷や汗が噴き出すあの感じ。チョベリバです。つい先ほどまで『痛快ウキウキ通り』を口ずさんでゴキゲンの極みだったのにね。
焦ってボルトを外すと、案の定「銀色のリング(=削れたねじ山の部分)」が生成されていた。
……まあね、あの部品はワイヤーの強烈テンションで常に押さえつけられているわけだから、走行中に脱落したりだとかといった事態は起きないと思う。でも、やはり萎える。萎え萎えの裕木奈江ですよ。
この事件だって、いつものガレージで作業をしていたら起きなかったかもしれない。こんな狭苦しい玄関先で作業をしているから、そのストレスから小沢健二を歌ってしまい、注意力が散漫になってしまったのだ。まいっちんぐですよ。まいっちんぐマチコ先生状態ですよ。
そういうわけで、このエントリも5分で書いた感じの雑な文章だし、肝心の作業もここで滞っています。
「普通、ペダルって最後につけるものじゃない?」みてえな声が聞こえてきそうだけれど、いいじゃない、そこは。クランクブラザーズの素敵ペダルを早く見てみたかったのだから。