「ファッションやヘアスタイルもさることながら、生き方そのものがおしゃれよね」「本当そうよね」と、近隣に住むOL、女子大生、そしてヤング主婦らから常に大人気のぼく。所有している自転車もやはりおしゃれだ。梅雨があけたので、そのおしゃれ自転車を点検することにした。
新進気鋭のバイクブランド『JUNCHAN JITENSHA』謹製の超ベリーグッド即ちチョベリグなグラベルロードバイク。
マットブラックのフレームにグロスブラックのロゴがこの上ない素敵感を演出している。
シマノ社が社運をかけて市場に送り込んだという噂のR7000の105。DTswissのベテラン従業員が夜なべしてこさえたイカすホイール。そしてハンドルバーには鮮やかなピンクに黒いドット柄のバーテープ。
……黒いドット柄?
いやこれカビじゃねえかこのド畜生がよお!
そう、今年の梅雨のあまりの梅雨っぷりに、欧州通販にて5ユーロほどで購入したDedaの激安バーテープに黒カビが発生していたのだ。これは超ベリーバッド即ちチョベリバだ。
しかし、考えてみればぼくの汗や涙やその他諸々の汁が染み込んでいるわけであり、そもそもが雑菌まみれだったのだろう。その状態で気合の入りまくった梅雨に二ヶ月間も曝されたわけだから、このカビっぷりは当然であり必然であり必定であると言えよう。
繊細にして潔癖なぼくは黒カビバーテープなど握れるわけもないので、「国内のパーツ通販といえばここしかありませんな」「全くですな」と自転車マニアの間で評判のサイクルベースあさひにバーテープを発注した。
そういうわけなので、あさひからバーテープが届くまで妄想の話をしようと思う。
「今ぼくが欲しい自転車」の話だ。もしかしたら、これからロードバイク的なものを始めようというおまえとかの役に立つかもしれない。
all-city
オールドスクールなクロモリロードのブランド。
同じような路線としてsurlyがあるわけだけれど、surlyから醸し出されるアナーキスト感というかヒッピー感というか「好きな音楽はメロコアです」感というかトレーラーハウスに潜伏して国家転覆を企んでいそう感みたいなものをだいぶ薄めたのがこのall-cityだ。
早い話がsurlyのようなクロモリロードが欲しいけれど、あの無政府主義者的な雰囲気は苦手なのよねアタシというそこのおまえにオススメだ。
ちゃんとしたものが欲しいのならこの「ZIG ZAG」。
お手頃価格で乗りたいのならこれ。「SPACE HORSE」。O.L.D.が135mmだけれども、完成車で購入してそのまま乗り潰すのであれば問題ないだろう。
お値段たったの1,199USDだ。
canyon
ドイツの自転車通販屋さん。ドイツからどのように送られてくるのか、そして本当に再調整不要なしっかり整備で届くのかとても興味がある。
chapter2
この黒白ピンクの配色は最高にぼく好みでイカす。
しかし、フレーム単体で30万円弱。ぼくだったら15万円でフレームを買って残りは次のクルマの資金に充てちゃう。そういうわけなので、ぼくが自腹で購入することは未来永劫ないだろう。
もしこのブログの読者の中に富豪のひとがいたら(いるわけないよな。ここに来るのは大体が社会に対する憎悪を抱え、人間というものに失望した社会不適合者や人生の落伍者だものな。)是非とも購入してみてほしい。
Ritte
正直、よくわかりません。ただ、グラフィックはモダンで素敵。誰か試しに買ってみてくれないかなあ。そして早々に飽きてぼくに譲ってくれないかなあ。
だいたいこんな感じだ。
え?「どこが『じてんしゃ祭り』だ」って?
そこはほら、いいじゃない別に。
それでは、また。