メゾン・ド・ふわふわ

エアマックス95世代。私学教職員を経て、物書きに落ち着く。洋服と自転車といぬねこが好き。ここは、お仕事とは無関係の、全くお金にならない文章を綴る場所。私の「じゆうちょう」。

人は、寂しいからといって、寂しい顔をしているとは限らない。

 ある日、珍しくテレビジョンを観ていたら(『午後のロードショー』だったかな?)、インパクトのあるCMに遭遇した。

 一人の男性がエレベーターに乗っていて、そこに突然大勢の女性が乗り込んでくる。彼女らはおもむろに男性のにおいを嗅ぎ、「臭えなあ」といった表情をする。

 恐らく消臭剤か何かのCM。

 

 これを性別を逆にしてみたらどうだろう。

 やはりクレームが殺到するのだろうか。

 女性も人によってはオイニーがツイキーだけれど、やはり逆バージョンは許されないのだろうな。

 

……

 

 こんなことを思い出した。

 私は以前、高等教育機関に勤務していた。

 同じ部屋に、派遣で来ていた40代の独身女性がいた。彼女はとてもプライドが高く、「いかに自分がキラキラした日々を送っているか」の演出に余念のない人だった。

 「連休にヨーロッパに行ってきました」とのメモを付け、日本でも入手可能なお菓子を、ひとかけらずつ、全ての教職員に配っていた。

 「高貴な生まれ」を自称していたが、常にバス通勤だった。

 

 そうした演出は周囲の人々に対する嗅覚面へのアピールにおいても同様であり、毎日胸やけするような香水の臭いを放っていた。

 上司が「何だか良いにおいですねえ。学校じゃないみたいだ(笑)」と極限まで気を遣った注意を試みた際も、彼女は「○○のなんちゃらというパフュームですのよ」と自慢げに語っていた。

 

 今ならわかる。彼女の寂しさが。

 自分より遥かに若く、本当にキラキラしていた女子教職員や女子学生たちに囲まれて、そうでもしないと自尊心を保っていられなかったのだろう。

 もしかしたら、「派遣」という身分に劣等感を覚え、「あたくしはお金には困っておりませんの。お金はあるけれど、社会貢献のために少しお仕事させていただいておりますのよ」といったストーリーを設定していたのかもしれない。

 

 人は、寂しいからといって、寂しい顔をしているとは限らない。

 精一杯虚勢を張って、突っ張って生きている人もいるのだ。

 これに気付いていれば、あの頃、彼女をもっとあたたかく見守れたかもしれない。

 

 ……でも、あのオイニーはやはり勘弁だ。

 

 まさか一つのCMから、こんなに昔のことを思い出すとは思わなかったよ。

 

~つづく~

急激にダサまっていく私のズリーゴ。

前回のつづき。

 

www.cyclowired.jp

 私のズリーゴクンはカンチブレーキなので、ブレーキ付近のクリアランスに問題があり不採用。逆に、キャリパーブレーキロードバイクロードバイクの大多数が該当)に乗っていてフルカバータイプの泥除けを探しているアニキ達には良さそう。ダボ穴も不要で、見た目も悪くない。おすすめ。

 

store.bluelug.com

 とても小さくて目立たないけれど、如何せん泥除け能力が低すぎる。「気休め」といっても差支えないレベルだと思う。よって、採用見送り。

 

Zefal(ゼファール) Swan-R [スワン ロード] アジャスタブルリアフェンダーφ25-35mm 150g 泥よけ 247001

Zefal(ゼファール) Swan-R [スワン ロード] アジャスタブルリアフェンダーφ25-35mm 150g 泥よけ 247001

 

  で、結局私が購入したのはこれでごんす。ゾンアマちゃんことAmazonに発注し、即座に納品されました。

 

 ところで、ゾンアマちゃんを巡る昨今の某運送会社の動きに胡散臭さを感じるのは私だけだろうか?値上げだの何だのと言っているけれど、それらは本当に末端の配送員に還元されるのか?役員のポッケに入るだけではないのか?世の中の「ムード」に乗っかっただけの、狡猾な「便乗値上げ」ではないのか?みたいな。

 ちゃんと人員を増やせよな!配送員の給与を引き上げろよな!

 

 閑話休題

 早速取り付けてみました。

 ゾンアマちゃんの当該商品のページには「フェンダーの角度がすぐにへたってしまう」といったレビューが散見されるけれど、アーレンキーでしっかり締めてあげれば全くそんなことはありませんでした。しっかりがっちり。

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 一度角度をフィックスすれば、以降はものの1~2分程度で脱着可能。

 ちなみに、シートポストに触れる部分に結構なバリがあったため、厚さ1mmのゴムシートを巻いて保護しました。永続的に使用するかわからないお試し中の物によって傷がついてしまうのは、たとえシートポストであっても嫌だものね。

 取り付けに際して特に気をつけなければならないのはシートポスト径ぐらい。私のズリーゴクンのシートポスト径は31.6mm。問題なく装着できました。

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 さて、リアには泥除けがついたわけですが、フロントはそのまま。そもそもフロントからの跳ね上げについては、バイクのダウンチューブが身代わりになってくれるため、そこまで神経質になる必要はないだろうという判断です。


 で、装着後の全体像でごんす。

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 ……これはヤバい。今どきのヤングが言ういい意味での「ヤバい」ではなく、本来の、旧来からの意味での「ヤバい」。即ち、超ベリーバッド略して「チョベリバ」というやつだ。

 「なんとかギャンガー」だとか「何故かクルマのブランドのロゴが入った自転車」のような、なんちゃって……もとい、お手軽系スポーツバイクの香りがぷんぷんしやがるぜーッ!

 なお、ハンドル周りにもゴチャついた謎の装置が装着されていますが、それはまた別の機会に。

 

 こんなものをつけて国道を走った日にゃあ、すれ違うロード野郎たちが挨拶してくれなくなってしまう。

 後ろ指をさされてしまう。

 写真を撮られてツイッターに投稿されてしまう。

 それどころか、石を投げつけられ罵声を浴びせられるかもしれない。

 さらには「134号線のダサいヤツ」として有名になってしまい、この件が仕事の関係者にも知れ渡り、「シャレオツ雑誌を発行しているシャレオツな弊社ではダサいライターさんにはお仕事を発注致しかねます」などと言われ、仕事を失い、収入は途絶え、餓死してしまうかもしれない。

 

 飛躍し過ぎかもしれないが、無い話ではない。

 

 泥除けの装着により「村八分からの餓死」という未来が現実味を帯びてしまったわけですが、「恐汁」から身を守るという当初の目的は達成できているように思われます。実際に雨後に走ってみたけれど、ジャージの背中に汚れは付着していませんでした。

 見た目的にはアレですが、「恐汁」に怯えることなく爆走したいという自転車ボウヤ達には、まあまあオススメできるかな。

 

~つづく~