メゾン・ド・ふわふわ

エアマックス95世代。私学教職員を経て、物書きに落ち着く。洋服と自転車といぬねこが好き。ここは、お仕事とは無関係の、全くお金にならない文章を綴る場所。私の「じゆうちょう」。

持たざる者による、ロードバイクの自前オーバーホール。2

~前々回のつづき~

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3.交換用パーツの購入

 今回のオーバーホールは単に洗浄だけが目的というわけではなく、一部パーツの換装も目的の一つなのだ。長年の「どろんこ遊びからのシャワーBUKKAKE水洗い」によって、ベアリング方面がくちゃくちゃになっていること必定だと思ったので。

 で、とりあえず第一弾として購入したのがこれら。

シマノ アルテグラ SM-BBR60 ボトムブラケット

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 前述の雑極まりない扱いによって最もダメまっていると思われるBB(ボトムブラケット)。まずはこれを交換しなければ。「費用対効果を考慮すると結局コレですな」「まったくですな」と巷で大評判のアルテグラグレードのBBにしました。

 

シマノ 105 クランクセット FC-5703

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 デフォルトはこのFSA社のOMEGA的な名称のへっぽこクランク。

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 せっかくなので、シマノ社の痛快なクランクに交換しちゃお♡

 なぜ現行の105ではなく、昔の105なのか。それは、互換性の問題です。私のZURIGOにくっついているtiagraはSTもFDもRDも4600系。いろいろと調べていくと、ここまで遡らないと互換性がないようなのだ。

 

ディズナ FP ラバークリップレス ペダル

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 本音を言うとクランクブラザーズのダブルショットが良かったのだけれど、価格的にエクスペンシブ極まりないので導入見送り。代わりにこのリーズナブルな両面ペダルを購入したヨ!

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 ちなみに、今まで使用していたものがこの「シマノ PD-A530 SPDペダル」。ビンディング面がものすごい勢いでサビていったので、金属ごみの日にポイしました。

PROFILE DESIGN コルクラップ バーテープ

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 バーテープはこんなのにしたヨ!あとはシートクランプだとか細々としたものを購入し、お買い物終了!シクロクロス用のホイールも新調したかったのだけれど、お気軽に大購入できそうな価格では見つからなかったので、今回は見送って第二弾としたいと思います。

 

4.分解

 一通り物品が揃ったので、車体の分解に取り掛かる。場所はガレージ。百均でポリプロピレン製のトレイをいくつか購入しておいたので、各部位ごとにそこに分けていく。

 順調にバラしていていったわけですが、クランクで問題が発生。ここで、この忌まわしい事件につながるわけですな。ちなみに、一般的にはこのような事件は起こらないものと思われます。

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  で、分解が終わった姿がこんな感じ。

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5.洗浄からの即油漬け

 ここからが、普通じゃないところ。分解した「全て」の部位を、ウタマロ(前々回購入した中性洗剤ね)で大胆に水洗い。ディレイラーも、STIも!全部アワアワごしごし!水に浸す!世間の自転車博士たちが大激怒しそうですな。

 たらいにウタマロ水溶液をつくり、スポンジで洗う。案の定、あっという間に水が真っ黒になりました。写真があればよかったのですが、必死で洗っていたため撮影できず。

 この作業のポイントは、「洗った後に即油まみれにする」というところ。ウエスで軽く水気を拭きとり、エーゼットのいつもの水置換性安油を全体に吹き付ける。隙間という隙間にノズルを挿入し、「やりすぎでは?」というぐらいに注油。構造の複雑なSTIとRDはとくに念入りに油漬け。「そんなことをしたらグリスが流れ落ちちゃうブヒ!」と自転車博士は言うだろうけれど、これから頻繁に注油をすれば問題ないでしょう。

 で、2日間ほど寝かせ、よく味をしみこませる。……じゃなくて、乾燥させる。もうね、全てがヌルヌルですよ。桜庭選手に文句を言われちゃうぐらい。「ヌルヌルしてるよ!」つって。

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6.組み立て 

 あとは簡単。手順「1」で記録した写真等をもとに自転車を復元していく。「固着イヤイヤおじさん」であらせられるぼくは、ありとあらゆる部位に通常では考えられない尋常ならざる量のグリスを塗りたくる。 

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 この作業は本当に楽しい。何度でも組み立てたくなるほどにサクサクだ。

 しかしながら、所謂「センター出し」にだけはイライラ。ステムだったりサドルだったりを自転車のセンターに合わせる作業ですが、なかなかぴったりと合わずに苦労させられる。そもそもフレーム自体が完全に左右対称に作られているわけではないから、ある程度のところで妥協するしかない。

 ぼくですか?ぼくはその姿を見たひとに何らかの精神疾患を患っているのではと心配されそうなほどに時間をかけてセンターを合わせましたよ。ええ。

 

7.変速調整

 最後に変速の調整。今回の場合、FDもRDもリミット位置はいじっていないため、イイ感じのテンションでワイヤーを張って終了。当然ではありますが、ディレイラーを新しいものに換装する場合はリミット位置やそもそもの取り付け位置の吟味等の作業が発生しますね。

 

 で、最後に近所の『サイクルベースあさし(江戸っ子)』のあんちゃんに点検をしてもらって、漸く完成です。まずはビホー写真から。何の変哲もない黒い自転車です。クランクもダサまり極まりないですね。ダメダメです。所謂ひとつのダメというやつです。

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 そしてアフタァ写真。なんということでしょう。上品なピンクのバーテープがシャレオツな、素敵シクロクロスに生まれ変わりました。クランクとペダルも美しいものに換装され、これでFSAのクランクを理由に投石されたり仲間外れにされたりすることもなくなるでしょう。

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 「持たざる者」による自前オーバーホール、全く問題なく完了させることができました。自身の納得いくように組み立てることができるし、そもそも組み立て作業は楽しくて仕方がない。この楽しみを3万円も払って赤の他人に提供するなんてとんでもない!そんなわけで、これからは年に一度ていどの頻度で分解・洗浄をしていきたいと思うぼくなのでありました。

 

 最後に、最近頂戴したイカしたニットキャップとマフラーを置いておきますね。

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  それでは、またいずれ。

BIANCHI MINIVELO7 と私

 その日のぼくもいつものように仕事が捗らず、ネットサーフィングに興じていた。

 どこかにSurlyかALL-CITYの激安フレームが転がっていないだろうかと、海外通販サイトを中心に巡回だ。いつものサイトに特にめぼしいものはなかったため、国内のウェッブサイトへ移動すると、なかなかに興味深い価格が提示されたミニベロを発見した。

 「なになに?ビアキン(≠ビアンキ。日本代理店企画の車体を指すぼく用語)のミニベロが(ピーッ!!)円!?色も素敵なチェレステクラシコ!!サイズが52のみ!?わしにはちょいチャイチーだが関係ねえ!!安いぜ買うぜーッ!!」

 

 自転車博士たちの間では「自転車を通販で買う」という行為は神をも恐れぬ暴挙とされている。「ちゃんとした店で買えブヒ!」「整備が怪しいでござるコポォ!」と袋叩きにされてしまう。

 しかしながら、どうせ一旦全バラしして自分でグリスを塗りたくるわけだから、通販の雑な組み立てだろうが関係ない。というか、むしろぼくが一から丁寧に組むから自転車屋に納入されるあのデカい段ボールのまま売ってくれやと思う今日この頃(でもフェイシングとタッピングだけはおねがいネ♡)。

 

 そういうわけなので、カートにぶち込んで即チェックアウトだ。

 

 ただね、届くまでものすごく時間がかかりました。2週間ぐらいだったかなあ。「もしや詐欺サイトだったのでは?」とか「作業担当者が失踪したのかな?」とか色々な疑念を抱いてしまうほどに遅かった。そういった意味では、実店舗で購入→即乗って帰るという流れの方がらくちんでいいかも。

 

 で、そろそろ警察に連絡しようかしらと思い始めたころに佐川急便のさわやか兄さんが届けてくれました。

 丸二日間かけてバラしてグリスアップして組立て。

 完成したのがこちら。やだなにこれ可愛い~♡チョベリグ~♡

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 これでカンチブレーキでレバーシフトだったら完璧なのだけれどもなあ。さすがにこの価格でそこまで求めるのは酷なのかな。

 これに乗って実家へ帰ったら、普段自転車になど全く興味を示さない両親が「あら可愛いわね」とか「それは速度はでるのかね」などと言ってきた。やはり一般層にはこういった車体がウケるのだな。

 

 ところで、我が家が鎮座するロケーションは鎌倉の山奥。そこへ至るまでの道のりは、毎日がヒルクライムな超々激坂を登らねばならぬ。シクロクロスZURIGOでもゼーハーいっちゃうぐらいのやべえ坂だ。

 自分で買っておいて言うのもなんだけれど、このミニベロ「どうせ見た目だけのスーパー重たいポンコツだろ」と思っていました。どうせ我が家までの坂を登れっこない、そう思っていました。それが意外や意外、かなりすんなりとおうちまで辿り着けてしまったのだ。もしかしたら、これは自転車としてけっこう「良いもの」なのかもしれぬ。掘り出し物、見っけものなのかもしれぬ。

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 というわけで、最近はこれでスーパーゆるぽたを愉しんでいます。