メゾン・ド・ふわふわ

「かねもうけブログ」ではありません。

好きなブランドが無いのなら、自分でつくればいいじゃない。

 と言ったのは、かのマリー・アントワネット的なひとではなくこのぼくです。

 このブログで再三にわたり、しつこいぐらいに散々っぱら申し上げているように、ぼくはブランドというものに興味がない。なぜなら、ぼくは「何かに憧れる」ということが無いからだ。ぼくという人間があまりにもすごすぎて、他者や他の事物を「上に見る」ということが皆無だからだ。

 ぼくがどれほどすごいかというと、スプリームにしてサブライムマーベラスでありかつスプレンディドと、もうありとあらゆる賛辞を並べても表現しきれないほどのすごさなのだ。「どこがどうすごいのか具体的に説明しろ」と言われても困る。「全体的になんとなく色々とすごい」わけなのだから。

 よって、ぼくが「何かに憧れる」といったことは皆無。むしろ「世間のやつらはぼくに憧れろよ」とまで思っているほどだ。

 

 それは自転車においても言えることで、「あのブランドの自転車に乗ってみたい!」「あのブランドのフレームで組んでみたい!」みたいな感情は全く無いのだ。これっぽっちも、1オングストロームほども無い。

 大事なのは「イメージ」ではなく「本質」だ。そのモノが「世間でどのように評価されているか」ではなく「ぼくにとって価値のあるものかどうか」が重要なのだ。そもそも各メーカー各ブランドが売らんかな精神で謳う「なんとかテクノロジー」だとか「なんちゃらシステム」だとかにはいい加減にウンザリ辟易ちゃんなのです。

 なになに?フレームをうにうに波状に加工して「前モデル比で剛性が何%アップ!」だって?……ぼくが中高生だったら、ピュアな十代の若者だったら、「すごい!これすごい!のりたい!」と思ったかもしれない。でもぼくは中高生でもなく、ピュアな十代でもないので、そんな売り文句を読んだところでやっぱり欲しくはならないのだ。残念ながら。

 いい加減に新しい自転車をこしらえて野山を駆けまわりたいのに、欲しいものがみつからない。買いたいものがみつからないわけだからまいっちんぐまいっちんぐマチコ先生状態です。

 

 そういうわけで素敵フレームを探し求める旅にほとほと疲れ果てたぼくは、自身で新たにブランドを立ち上げることにしました。

 新進気鋭のスーパーチョベリグデザイナー(ぼくのことです)によるバイクブランド、その名も『JUNCHAN JITENSHA』!実に2ヶ月もの開発期間を費やして完成した第一弾フレームがこちら。オールカーボンのシクロクロスフレームです。

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 夜空に煌めく星々をモチーフにした最高にイカしたロゴ。ヘッドチューブにはブランドアイコンである「★J」マーク。ちなみに、「JUNCHAN」とはぼくの愛称です。 

 「きたねえ玄関の片隅じゃなくて全体の写ってるもうちょいマトモな写真はないのかよ」と思っているおまえとかは、次回以降を待ってください。そろそろディスクブレーキのキャリパーが届くころなので、それを取り付けがてら写真を撮る予定です。


  漸く念願の新フレームを入手したので、これをデアゴスティーニ方式でコツコツと組んでいこうと思う。夏までには完成させてどこかのグラベルを爆走したいなあ。