メゾン・ド・ふわふわ

「かねもうけブログ」ではありません。

ポエムと私。4

 今回も私がツイッタァ上で発表したポエムの数々を、アレしてアレしていこうと思う。それでは、珠玉の名作たちを作者の解説とともにご堪能ください。

 

 

良い店の

 塩くるみパン

  食べようと

 再加熱したら

  即焦げて悲し

それでも美味しくて「うまし!」

 楽しみにしていた名店の塩くるみパン。昼食に食べようとオーブンで温めたところ、あっという間に焦げてしまった。その残念な気持ち、悲しい気持ちを詠っただけかと思いきや、最後の「それでも美味しくて『うまし!』」によって一発逆転の痛快で爽快な詩となった。
 このことから、「何事も悲観せずに挑戦してみると良いことがあるよ」という人生訓となっている。すごい。
 
 
 おはようございます。今朝も暴風のビュゴビュゴ音で目覚めました。というか、鎌倉ってこんな土地だったっけ?こんなにもビュゴビュゴな土地だったっけ?
今年はね
 二日に一度は
  ビュゴビュゴよ
 ビュゴビュゴビューゴー
  ビクトルビューゴー
  風がビュゴビュゴの危険を皆さんにお知らせしつつ、ユーゴ―とかけた笑いで緊張をほぐそうとしている。まさに読者の心を思い遣った名作。すごい。
 
 
 南町田グランベリーモールは、いぬねこを連れていけるから、すてきだったなあ。
  知らないおじいが「お、良いいぬだねえ!」などと声をかけてくるから、すてきだったなあ。
 来年秋にリニューアルオープンしても、いぬねこOKは、堅持してほしいなあ。 そうなんだなあ。
 境川をポタっていてうんこをしたくなった時のためにも、安心安全な駐輪場は、大切なんだなあ。
 うんこが足下にポタらないためにも、大切なんだなあ。そうなんだなあ。 グランベリーモール、そうなんだなあ。
6:07 - 2018年5月20日
 グランベリーモールのいい感じのリニューアルを願った詩。と見せかけて、「ポタる=ポタリング(サイクリングを指す自転車マニア用語)する」と「うんこがポタる」をかけたジョークを披露したかっただけという説もある。すごい。
 
 

 たった今の出来事だ。珍しく固定電話が鳴った。

 受話器を取ると、雑音に混じって奇妙なお囃子が聴こえてきた。

デンタルフロスはY字に限る♪

F字はダメだよ使いにくいよ♫

デンタルフロスはY字に限る♪

F字は奥歯に届かない♫

 恐ろしくなったぼくは、慌てて受話器を置いてベッドに潜り込んだ。

 「デンタルフロスはY字のものがいいよ」という事実を、ツイッタァの皆さんに啓蒙する詩。もちろん、そのような電話はかかってきておらず、全体的に嘘である。すごい。
 
 

タイヤレバー

 ばかり増えてく

  工具箱

 イベント景品

  工夫してよね

 タイヤレバー、そんなにいらないぜ?そんなに折らないぜ?

 タイヤレバー(ロードバイクのタイヤを交換する際に用いる道具)ばかりいらないぜ?という詩。各メーカーが景品にタイヤレバーを採用しがちであることを嘆いた詩。すごい。
 
 

いぬわんわん

 ねこにゃあにゃあで

  ぼくすんすん

 みんなちがうよ

  でもなかよしさ

 本日の営業を終了させていただきます。おやすみなさ〜い。 🍣🍣🍣

  就寝前に何か気の利いたことをつぶやこうとして、さほど気の利いていないことをつぶやいてしまったという一例。すごい。
 
 
 つづく
 

ポエムと私。3

 今回も名作をアレしてアレしちゃうのだ。

 

ペチペチと

 響く音色は

  おいなりの

 廊下を走り

  ふとももとペチ

あまりにも酷かったので、マイルドに修正しました。

 昨今のちょっとしたエロスですら規制の対象になってしまう風潮に一石を投じるべく作られた挑戦的な歌。おいなりさんが遠心力によってぺちぺちと当たり、軽快な音を奏でる様を情景豊かに詠んだ。すごい。

 

いぬとぼく

 歩む歩幅は

  違えども

 歩む世界は

  いつでも同じ

〜わしちゃんのいぬポエム(少し手直し)〜

 いぬとぼくはいつでも一緒だよ、よいうハートヲーミングな詩。鎌倉のムツゴロウさんを目指しているらしい。すごい。
 

春うらら

 春はうららか

  春うらら

 春はうららか

  うららかな春よ

〜わしちゃんの春ポエム〜

 春はうららかだなあ、というアレ。うららかすぎ。すごい。
 

超眠し。ちょーねむだね。チョーネム・サンダースだね。

 超眠いことを、カーネル・サンダースとかけたウィットに富んだ名作。ケンタッキー鶏肉のおじさんね。すごい。
 

裏山にある古井戸を覗くと、暗闇の底から奇妙なお囃子が聴こえてきた。

 

わんこは下から撫でるのさ♪

上からいったら怖がるよ♫

にゃんこも下から撫でるのさ♪

上からいったら怖がるよ♫

 

恐ろしくなったぼくは、急いでそこから走り去った。

 全国のどうぶつ慣れしていない人々へ警鐘をならす問題作。すごい。
 
つづく