
『Horizon Forbidden West』ね。
Steam冬セールで5000円という大枚をはたいて購入したこのゲームがあまりにもポリコレっており、憤懣やるかたないぼくは筆を執ることにした。ていうかキーボードを叩くことにした。
誤解しないでもらいたいのは、ぼくは「真のポリコレ」「真のLGBTなんとか」「真の多様性」については何の文句もないということ。むしろ、文句がないどころか推進派であるとさえいえる。
でも、「偽」は嫌だよと。「ポリコレビジネス」はいりませんよと言いたいわけ。世の中というものは、何か大きな流れが生まれると必ずそこにぶら下がって甘い蜜を啜ろうとする者らが現れ、売名に利用したり仕事につなげようとしたりする。芸能人だのYouTuberだの然り、あるいはゲーム系ポリコレコンサルタントである Sweet Baby Inc. などという組織もあったりする。
理念や理想、思想信条でも宗教でも何でもそうだけれど、金銭のやり取りが発生した時点でそれはもはやビジネスであり一切の説得力を失うよね。少なくともぼくはそう思う。
不思議なのは、スーパーハイパー国立大学出身で修士号まで持っていて身長182センチで顔面もまあまあで持ち家に暮らすぼくほどではないにしても、そこそこ高学歴で学も教養もあるであろう大企業の経営陣がいとも簡単に謎の扇動者に唆されてポリコレってしまうところだ。
怪しげなコンサルタントが近づいてきて煽り立てる言葉を囁いたとしても、マトモな経営判断能力があれば「いやぁ、うちは結構です」と言えるだろうよ。彼らの狙いぐらい看破できるだろうよ。それが「真」ではなく「偽」であることを見抜けるだろうよ。いやほんとまじで一体どんな集団催眠だよ。
それとも彼らはゲーム内に不自然な世界を描くことが本当に「企業の価値を高める行為」だと信じているのか?ぼくより学歴が低いのは仕方がないとはいえ、実はゲーム屋の経営陣はそこまで賢くないということなのか?
仮に経営陣が「これがあるべき素晴らしい世界なのだ」と心から信じていたとしても、ゲームという娯楽の中に思想信条じみたものをブチ込まないでいただきたいよね。「ゲームを通じて子どもたちを啓蒙しよう」などという傲慢な考えを持つなよと言いたい。
ちなみにぼくはこれらの流れについて、今年か来年あたりに大きな揺り戻しがあると読んでいる。流石に色々と不自然だし、消費者が抱いている違和感が徐々に怒りに変わりつつあるのを肌で感じている。
そしてやがて、落ち着くべきところに落ち着くのではないかな。
それにしても『Horizon Forbidden West』ね。前作は全くこの手の怪しさは無かったのだよなあ。
まあ兎にも角にも女性の戦闘機パイロット、研究者、指導者、部隊指揮官の比率がさすまじい。男性ホルモンの働きを考慮するとこういった比率にはなりえないと思うのだよな。念のため言っておくと、ぼくは女性も男性も全く等価だと思っている。性差による物事の向き不向きはあっても、存在の価値は同じであり上も下もない。
そしてまさかエリザベトまでレズビアンになっているとは思わなかった。色々なことが引っかかってDLCエリアに入ったところで放置しているのだけれど、もしかしてアーロイまでも?重ねていうけれど、同性愛がダメだなどとは全く思っていない。違和感のある比率、物語としての必然性の無さに辟易しているという話。
こんなことであれば、『ドラゴンズドグマ2』を選んでおけばよかった。
今後はSCEから発売されるタイトルについては警戒していこうと思う。
おわり