メゾン・ド・ふわふわ

「かねもうけブログ」ではありません。

ビデオゲーム

『Magical Delicacy』と「例の思想」。

不思議な獣人たちの住む不思議な街で魔女っ子フローラが魔法の料理店を営む、メトロイドヴァニアなプラットフォーマー+お料理シミュレータという意欲作。 store.steampowered.com お料理パートについて 女子向けゲームや雰囲気ゲームにありがちな「ボタンぽ…

いくつかのPCゲームに纏わる、とりとめのない話。

最近プレイしたいくつかのタイトルについて、その印象を綴る。 『ANNO: Mutationem』 store.steampowered.com 中国のデベロッパーによるアクションアドベンチャー。 ピクセルアート×サイバーパンクという、「なにそれ両方おいしいやつじゃん」という組み合わ…

『Cassette Beasts』とぼく。

昨年末あたりに購入したものの、なんとなく気分ではなかったため寝かせておいた本作を漸くプレイしてみた。なかなかにイイ具合であり、そこそこ素敵であったためここに印象を記す。 store.steampowered.com きみ「なにこれポケモンのパクりじゃん……」 違いま…

ぼくが『学園アイドルマスター』を卒業した理由。

ぼくが利用しているこのブログサービスでは、己が綴った記事の中でどのようなものがどの程度読まれているのかを知ることができる。 ウィットとユーモアに富んだ珠玉の名文が並ぶ中で、どのお話が人々に多く読まれているのか気にならないこともなくもないが、…

『真・女神転生Ⅴ Vengeance』とぼく。

おっぱい巨像の前で突如オルガニストに変貌する主人公ナホビノくん。制作陣がなぜここで唐突に「おもしろ」をぶち込んできたのかは謎。 というこのスクリーンショットからもわかるように、最近はひたすらこの『真・女神転生Ⅴ Vengeance』をプレイしている。 …

『Blasphemous』にみる、高難度と理不尽の境界線。

最近、『Blasphemous』というゲームをプレイした。 どのようなゲームであるかまでわざわざ説明する義理はないため、興味のある者はこのSteamのページを参照してほしい。興味のない者は画面右上の方にあるペケマークをクリックしてブラウザを閉じるなり、左矢…

Steamサマーセール2025、中間報告。

ぼくにとっては12回目のサマーセールだ。 「ここも濡れてる……こっちも濡れてる……どこもかしこも濡れていやがるじゃねえかァァァっ!」パーーーンッ!!! ベトナム戦争当時、現地の米兵がそのあまりの高温多湿っぷりに頭がアレしてしまい拳銃でアレしたとかいう話が…

『学園アイドルマスター』一周年に寄せて。

『学園アイドルマスター』が、サービス開始から一周年を迎えたそうだ。 数か月前のエントリで予告したとおり、その後の経過と種々の結果を報告したいと思う。 ……のだけれどもさ、半周年にあったから当然一周年でもあるだろうと予想していた「最高レアリティ…

翻訳とローカライズ。

言語というものはその国の文化歴史習俗あらゆるものと密接に関わるものであり、単純にA=Bと訳せるものではない。精密な翻訳を行うには、当該言語圏で生まれ育った者同士が十分な時間をかけて意味の擦り合わせをしていく必要がある。 別にぼくはその界隈の…

最近のレビューあれこれ。

まずは前回の風刺画の件にひっそりとコメントをくれたひとに御礼を申し上げたい。残念ながらその絵ではないのだけれど、でも本当にありがとう。日々いぬねこと戯れたりゲーミングしたりと多忙が極まりまくっているぼくのかわりに、引き続き捜索をお願いしま…

『学園アイドルマスター』PC版リリースに寄せて。

タックスヘイヴンについて語った後に更新が滞ったため、「あいつ、暗殺されたのかな?」などと思ったおまえもいるかもしれないが、そうではない。ただ多忙を極めていただけだ。 仕事?違う、そのようなくだらぬことではない。ゲームをプレイすることに忙殺さ…

タックスヘイヴン。

数年前、タックスヘイヴンに資産を移して租税回避をしている人々に関する文書が流出したよね。その中には日本人の名前もちらほらあったりして……。 こうした者らは、根本的に「税金を収めることは損である」という思想のもと生きているのだろうか。 ぼくとし…

偽りのポリコレ。

『Horizon Forbidden West』ね。 Steam冬セールで5000円という大枚をはたいて購入したこのゲームがあまりにもポリコレっており、憤懣やるかたないぼくは筆を執ることにした。ていうかキーボードを叩くことにした。 誤解しないでもらいたいのは、ぼくは「真の…

『学園アイドルマスター』における、「H.I.F」「N.I.A 」という表記について。

数週間前のエントリでも触れたように、最近『学園アイドルマスター』なるソシャゲに触れてみている。 それは良いのだけれど、作中に頻出する「H.I.F」「N.I.A 」という表記が引っかかって、ゲームの内容が頭に入ってこなくてまいっちんぐマチコ先生。前者は…

ソシャゲについて思うこと。

実は最近、『学園アイドルマスター』なるソシャゲに触れてみている。いずれその話をしたいと考えているのだけれど、その前にぼくのソシャゲというものに対する考え方、スタンスを明らかにしておこうと思う。 用語について まず、ぼくが本稿で述べたいのは集…

Steam生活12年目を終えて。

今は27日だから、まだ終わってはいないけれどね。「Steam生活12年目が終わりそう」だとか「Steam生活12年目が終わりつつある」では語感的に締まらないからな。 現在のアカウントがまる10年で、その前身のアカウントが2年間ほど。合わせて12年だ。最初のアカ…

なぜ、スクエニ社はダサまってしまったのか。

最近のスクエニ社のゲームってすごくダサいな、って。 悪口じゃないからね、これは。スクウェア・エニックス社ではなく単にスクウェア社であった頃から彼らを知るオールドゲーマー(「おじゲーマー」とも言う)による、愛のある叱咤激励だから。 一般的なゲ…

『かまいたちの夜×3』にはがっかりだよ。

『かまいたちの夜×3』は、「スリー」ではなく「トリプル」と読ませるらしい。名作『1』と駄作『2』、そして新作である『3』の3本が収録されているから「トリプル」なのだそうだ。 しかし、Steam上の商品説明をよく読むと『1』と『2』については「メイ…