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「かねもうけブログ」ではありません。

【ビンディング】スニーカーぶる~す2016

イカしたスニーカーとの出会い。そして気絶。

 その日も私は、愛車のズリーゴクン*1で代々木公園近辺を流していた。

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↑ズリーゴクン購入でホクホク野郎と化している私。2016.4。

 美しい前傾姿勢と発達した下腿三頭筋*2に、道行く美人OLも釘づけ。信号待ちをしている女子大生に至っては、私に声をかけるべきか否か迷っている様子。すかさずケージからボトルを取り出し給水する私。いい感じだ。

 ……実際は、「平日の昼間に短パンで自転車?お仕事は何をしていらっしゃるのかしら?所謂、ダメ系のひとなのかしら?」と訝しがられていただけだろうけれど。

 女子からの(憐憫の)視線をビンビンに感じながら幡ヶ谷方面へ向かった私は、例によって『ブルーラグ幡ヶ谷店*3』に顔を出すこととしたのであった。

 入店するや否や汗臭いオイニーをまき散らしながら店内を物色。馴染みの店員ちゃんと会話しつつ、何気なくスニーカーを手に取る。

 おしゃれで可愛いスニーカーだネ。

 それを見た店員ちゃんが衝撃の一言。

 「これ、ビンディングシューズ*4なんすよ。」

 なんだってー!ズギャズギャズギャーーーース!

 こんなにも画期的な商品があっていいのかい!?

 ビンディングシューズというと、「見た目なんて気にするな」と言わんばかりの「スポーツ一直線!」なデザインが殆ど!

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↑「通常のビンディングシューズ」の例。出典:www.shimano-lifestylegear.com/jp/

 なのにこのスニーカーは街に溶け込む素敵デザイン!

 もうぼくはあのダサくてダサくて仕方がねえ(個人の感想です)シマノちゃんのビンディングシューズを履かなくて済むの?

 ベルクロをベリベリしなくてもいいの?

 救われるの?

 これが「抜苦与楽」というやつなの?

 仏陀なの?

 或いは神なの?

 

ぬわわわわーん!ずももももーん!

 

 失禁、そして気絶。

 

……

 

 気がつくと、私は「見た目も素敵だしグッスリ眠れるしで最高にイカしていますな」「接客もグイグイ感が無くていい感じでしたな」と大評判のルームズ大正堂*5で購入した我が家のベッドに横たわっていた。

 そして、玄関にはこのような箱が置かれており、私の高級感あふれるCOACHのお財布から17000円ほどが失われていた。

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 推察するに、ブルーラグちゃんで気絶した私は、気絶しながらも代金をお支払し、ウキウキしながら帰宅し、撮影用に玄関にそっと置いたのだろう。

 大正堂ベッドのおかげですっかり回復した私は、早速開封作業に入るのであった……。

 

『DZR MECHANIC』を超絶大購入!

 今回のスプレンディド衝動買いによって入手した、シュープリームなシューズを紹介します。こんなやつ。

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*DZR* MECHANIC(CHARCOAL)

サイズ44(28cm)

https://store.bluelug.com/dzr-mechanic-charcoal.html

 通常のスニーカーと比較すると、ソールは固め。ペダリング効率を考慮した結果、この固さなのだろうな。とは言え、シマノちゃんのベリベリビンディングシューズと比較すると、かなり柔らかく、歩きやすい。

 重量は通常のスニーカーよりも若干重ため。実はお店でコレとかコレなども試着してみたのだけれど、いずれもかなりズッシリとくる感じだったのだな。

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 で、重量の面で最もいい具合だったのが、このDZRの 「MECHANIC」だったわけです。サイズ感は勿論のこと、重量の問題もあるため、ビンディングスニーカーの購入を検討しているアニキは、お店で現物を確認して試着をしてみた方が良いと思う*6

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 ここがパカッと開いて、クリート装着面が露出する仕組みらしい。……開いて露出。卑猥だ。

 「『卑猥だ』じゃなくてさっさと装着して使用感とかレポートしろや!」と思っておられるアニキたちが多数おられることと存じますが、残念ながらまだ装着はしていないのでありました。

 ほら、関東地方が梅雨的なアレでしょう?濡れちゃうじゃないですか。新しいズック*7をおろすにはチョベリバなコンディションだと思うのですよね。

 そういったわけで、次回につづきます。

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*1:Bianchi謹製シクロクロスのこと。

*2:ふくらはぎの筋肉のこと。

*3:「そのシャレオツっぷりたるや他に類を見ませんな」と評判の自転車屋さん。当ブログに紹介記事もあるヨ。

*4:ペダルと足とを固定する機構が備わった靴のこと。ペダリングの際のエネルギー効率を高められるらしい。

*5:神奈川県に複数の店舗を構える家具屋さん。あっさり接客が魅力。

*6:「トレーニング」と割り切るのであれば、重くてもいいのかもね。

*7:「靴」を指す昔の言葉。おばあちゃんが言いそう。

東京いい店イカす店 ~Rapha Cycle Club Tokyo編~

 ジロ*1があったりバイクロア*2(冬のバイクロアは必ず出場しますよ私は!あんなに愉快痛快なお祭りはない!)があったりと、自転車界、スポーツバイク界が賑わっていますな。

 かく言う私は、「ツール・ド・わしのおうち界隈」に日々挑戦しています。

 酔っ払いの吐瀉物や犬のうんち*3を避け、唐突に90度方向転換するおじいちゃんを避け、並走逆走なんでもありのママチャリ戦車を避ける。

 さらに、北にトラックから幅寄せされているロード乗りがいたら、「こわがらなくてもいい」といい、南に信号無視するロード乗りがいたら、行って「つまらないからやめろ」といい(急な宮沢賢治)、そして例の「パー子師匠*4」と遭遇したら目を合わせないようにして逃げる……。

 兎に角、過酷なレースです。「かもしれない運転」イズムを極限まで高めないと完走すら危うい。そんな感じの自己完結型レース。

 ほぼ毎回、途中棄権です。

 

Rapha Cycle Club Tokyo』は、自転車紳士の社交場だった。

 さて、今回は東京青山にある「Rapha Cycle Club Tokyo」に遊びに行ってきました。Raphaさんと言えば、イギリス発の高感度サイクルウェアブランドとして大変に有名ですな。

 で、「Rapha Cycle Club Tokyo」というのは、そのRaphaの東京における旗艦店のこと。1Fがカフェで、B1Fがウェア類のフロアになっています。

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 今回の掲載を快諾してくれたヒゲの店員さん*5によると、「自転車文化の情報発信基地」「サイクリストのための社交場」という意味を込めて、単なるショップではなく「クラブ」と名付けたとのこと。

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 週末には皆でこのクラブに集まってライドを楽しみ、心地よい疲労感と共に美味しいコーヒーを堪能するのだそうだ。

 青山という場所柄、様々な業界でバリバリ活躍している紳士淑女が集まりそう。そういった人たちと会話するだけでも、足を運ぶ価値がありそうだなあなどと思ったよ。知らない業界の話は勉強になりますからなあ。

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 一通りクラブを紹介してもらって、最後にカフェでドリンクを頼みました。

 店員ちゃんお勧めの自家製ジンジャーエール。キリリとしたジンジャーの辛みが爽快で、とても美味。ちなみに、写真はありません。なぜなら、店内のビジョンで放送されていたレース中継に夢中になっていたからです。ごめりんこ☆

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 ヒゲの店員さんは「Rapha Cycle Club Tokyo」の理念について熱く語ってくれたし、カフェの女子っ子もドアを開けてくれたり店の外まで出てきて見送ってくれたりと非常に親切だったよ。

 「Rapha……興味はあるけれど、なんだか敷居が高そう」などと思っているシャイなバイクメン。そこのチミだよ!案ずることなかれ!ヒゲのアニキとの自転車談義に花を咲かせに、今すぐ北参道へレッツラゴー☆

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 それでは、また次回。

 

Rapha Cycle Club Tokyo

東京都渋谷区千駄ヶ谷3-1-6コモンガーデン原宿北参道B1F/1F

http://pages.rapha.cc/ja/clubs-ja/tokyo

 

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*1:ジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia)」のこと。毎年イタリアで開催されている自転車のプロロードレース。イカす。

*2:白州の森バイクロア」と「秋ヶ瀬の森バイクロア」のこと。スーパーにしてマーベラス、スプレンディドにしてシュープリームなバイクイベント。おとなとこどものじてんしゃ運動会!シクロクロスで泥んこ遊びをしよう!

*3:ちゃんと持ち帰ろう!私レベルになると、犬が屈み始めた瞬間に、予想投下地点にピンポイントでティッシュを敷くことができる。

*4:全身ピンクの花柄ウェアに身を包んだ、林家パー子師匠をリスペクトしていると思われる女性ロード乗り。うちの近所のサイクリングロードに出没する。

*5:前回の「ブルーラグ」もそうだけれど、シャレオツなお店の店員さんはヒゲ率が高い。